[釧路] 白洲アズサ : 「ッ、はあ、はあッ……!!」

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 鋭利な針を発射するも。

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 「……速いな」

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 「どこで鍛えた?」

[釧路] 白洲アズサ : 鮮血が、白を染め上げる。
学んだことだ。追手から逃げるなら、傷一つ負うな。
血の匂い、香り、色、全てが痕跡になる、と。

[釧路] 白洲アズサ : 「…………今はもう、消えた」

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 「ほう?」

[釧路] 白洲アズサ : 一定距離を保っていることを、確認しながら。

[釧路] 白洲アズサ : 「私は……元々この学校で育ったわけではない」

[釧路] 白洲アズサ : 「傭兵として、この技術を学んだ。ただ……それだけだ
 ……これでも、一般人よりかはマシだと自負しているが」

[釧路] 白洲アズサ : 「お前……何者だ?」

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 「─────何者、か」

[釧路] 桐山和雄(NPC) : その問いに、男は月光を背に。

[釧路] 桐山和雄(NPC) :  

[釧路] 桐山和雄(NPC) : 「空っぽだ」

[釧路] 桐山和雄(NPC) :